「まよって」その②

春に受けた「彫刻ワークショップ」の後、再チャレンジしようと、ヤフオクでポチっと購入した楠・・何を作ろうか、何か作ろうか迷っていたころ・・妹は深い悲しみの渦中にいた。

妹が10年以上一緒に過ごした、アメリカンコッカースパニエルの「春風(犬・オス)」が、今年の春の風が吹くより少し早く、遠い旅路に発ってしまったのだ。

私も春風とは彼が幼い頃より親しく、妹の次に私に懐いていた(自称)ので、それはそれは悲しかった。しかし妹の悲しみは当然私の比ではなく、日々押し寄せる悲しみと後悔の波を私はどうしてやることも出来なかった。姉として、私のしてやれることは何だろうか。姉として・・

あ・・そうだ!あれを・・あれだ!

よし!「ミニ春風を作ろう!」
春風型にカットしてみる。
春風は鼻辺りが大きい
横向き。手を後で付ける予定。
ワークショップで教えてもらった、木の目に沿って毛並みを彫る。
春風は手もでかい。でかすぎ・・?
手に重りを付けて揺らせるようにして、色をつけて大分完成
招き犬「春風」完成

妹が「じぃじょ」という名前の家庭料理居酒屋を札幌でやっているので、招き猫ならぬ、招き犬「春風」を作りました。

前回のワークショップではどこをどう彫ったらいいのか分からず迷って手が止まり、漠然と彫っていましたが、今回は私の中に春風がいたので、彫るたびに「あ、こんな感じ・・」「この背中の丸み好きなとこ」などとイメージが出来ました。ほんの瞬間ですが『発掘』という感覚に触れた気がしました。

春風の丸い背中、似てるかも
父さんに座布団をオーダー

完成後、妹に送ったところ本当に本当に喜んでくれました。『似てる~!泣・・」と。作ってよかった~!

私も春風を作っている間は一刀一刀に迷ったりすることなく、一心にイメージして彫ることが出来ました。

一心に・・。そう、きっとこれです。妹が元気になる春風が作りたい、と迷ったりすることなく一心に。

招き犬「春風」がよい風を吹かせてくれたらいいなと思います。

人生は沢山迷ったりすることがあるけれど、今回こうして作ってみて、迷ったりすることなく一心に信じて進んでいけばよいのだな!と強く思いました!

え・・迷ったり・・まよったり・・

まよったり・・?
マヨ・・

おおおいいい!!マヨってんじゃん!!マヨいにマヨってんじゃん!!

・・っつかなぜそこにマヨ・・

ま、人生はマヨってなんぼ。私などはマヨって寄り道しながら生きていくのだ。(でも路頭には迷いませぬよう・・)

春風またね☆

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